さて、前回の続きです。
広松木工さんに家具類をお願いすることになり、いよいよ工事開始です。
店舗のデザインや工事は、いつものクオリアデザインさんにお願いしています。気心が知れた仲なので、こちらの要望もクオリアさん側からの要望も言いやすい環境になっていて、お互いに良いものを作りたいと云う気持ちは一致していますので、こちらは非常に楽です。クオリアさん側は分かりませんが(笑)
ハニー珈琲としての初めてのカフェです。
喫茶店でもない、最近流行りのカフェでもない、でもどこか落ち着くカフェにしたい、という気持ちがありましたので、それをクオリアさんと共に追求することになりました。こちらのイメージを伝え、それをクオリアさんが図面に書いて現実にできるかどうかを示す、或いは、ここはこうしましょう、と提案してくる、といった具合です。
そうして、徐々に固まっていき、最終的に決まったのが5月の終わりでしたか、いや、6月にずれ込んでいたかもしれません。とにかく、7月のオープン目指して頑張ってもらうことになりましたが、ギリギリです。予算もギリギリ、なんもかんもそんな調子でした。
さて、今回の店舗で私がどうしてもやりたかったもう一つのことがあります。
それはソフトクリームです。
なんで?
いや、理由はありません。ただ好きなんです。ソフトクリームが。
でも、出すなら、福岡で一番のものを出したいと思っていました。別にコーヒーを入れるつもりはなく、単なるバニラが良いんです。
本当は、天神のヴィオロ店で出したかったのですが、どうしても機械を置くスペースがとれず、断念した経緯があります。
ただ、そうは言っても、特にソフトクリームに関しての知識が豊富だった訳でもないので、最初は、どこでも使っているソフトクリームのマシンと原料のミックスを使うつもりで、営業の方から話を聞き、それに決めるところまできましたが、契約の直前になって、他にも選択肢があることが分かり、急遽そちらのショールームにテイスティングに出かけた訳です。
行ってビックリ️でした。舌触りの滑らかさが、全く違うのです。
最初は、一番安いミックスから味見開始してみましたが、メチャ美味いのにビックリ。
これでいいじゃん、と思いましたが、せっかくだからもっと良いミックスを試してみたら、さらに美味い、え〜!じゃあ一番高いミックスはどうだろう、と試したら、これはやばい、本当に美味い、もうこれにするしかない、と云うことで一番高いミックスを使うことになりました。
そう云う訳で、念願叶ってカルピジャーニと云うイタリア製のソフトクリームマシンが鎮座することになりました。
続く